自給飼料多給による高付加価値豚肉生産技術の開発

課題名 自給飼料多給による高付加価値豚肉生産技術の開発
研究機関名 長野県畜産試験場
研究分担 養豚養鶏部
研究期間 継H22~26
年度 2011
摘要 目的:飼料用米と組み合わせることにより、自給蛋白質源であるトウフ粕の配合可能割合の向上を図る。さらに、リンゴジュース粕を利用し、自給率の高いエコフィード飼料給与による高品質、付加価値豚肉生産技術を開発する。
、成果:乾燥リンゴジュース粕の配合により肥育後期の発育はやや遅れ、飼料要求率も上昇した。肉質では、リンゴ20%区がドリップロスは多い傾向であったが、官能評価では対照区に対して甘味および旨味の強さが良好となった。以上の結果から、乾燥リンゴジュース粕の飼料利用による特徴のある豚肉生産の可能性は確認できた。
、肥育後期豚にトウフ粕を25%、飼料用米を50%配合した飼料を給与しても、トウモロコシ・大豆粕主体飼料を給与した場合と、発育、飼料効率及び肉質に差はなかった。ただし、皮下脂肪は厚くなる傾向があった。脂肪の質は、トウフ粕給与の影響でリノール酸が増加したが、飼料用米を利用しない場合(トウモロコシ70%、トウフ粕25%)と比較すると、オレイン酸が増加し、リノール酸は減少した。以上の結果から、トウフ粕の給与で心配される脂肪質の変化は、トウモロコシよりも飼料用米との組合せで抑えられる可能性がある。
カテゴリ 乾燥 高付加価値 飼料効率 飼料用米 大豆粕 とうもろこし りんご

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