国内飼料資源を活用した高機能飼料の調製利用技術の開発

課題名 国内飼料資源を活用した高機能飼料の調製利用技術の開発
課題番号 2012020353
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 村上斉
協力分担関係 東北大学大学院農学研究科
(独)農業生物資源研究所
(社)農林水産・食品産業技術振興協会農林水産先端技術研究所
富山大学和漢医薬学総合研究所
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 高機能飼料調製利用技術に関しては、これまで作製した菌株ライブラリーのうち、MRS培地で培養できる豚回腸粘膜付着菌468株の同定を行い、Enterococcus、Lactobacillus、Pediococcus、Streptococcus、Weissellaに属する菌種を確認した。また、RT-PCR・クローンライブラリーにより豚回腸粘膜付着菌の解析を行い、子豚の回腸から免疫刺激効果を持つと考えられるCandidatus Arthromitus sp.を検出した。
中小家畜向け飼料用米利用モデルに関しては、a)鶏初期成長期において脂肪細胞分化に伴い遺伝子発現が大幅に増加するアディポカインのビスファチンを高濃度でニワトリ初代肝細胞培養系に添加すると、脂肪酸合成系酵素のmRNAや関連する転写因子PPARγの発現量を増加させることから、ビスファチンはニワトリ肝臓脂質合成に直接的亢進作用を示すことを明らかにした。b)肥育豚にリキッド飼料の乾物当たり53.3%を米ソフトグレインに置き換えて給与すると、背脂肪厚(セ部位)は厚くなり、皮下脂肪内層の多価不飽和脂肪酸の割合は低くなり、脂肪融点は高くなることを明らかにした。c)ブロイラーヒナにトウモロコシに替えて全粒籾米を給与すると、白色米及び有色米のいずれの場合も、採食量が有意に増加し、増体量は大きくなることを明らかにした。紫黒米を給与した場合では飼料効率が改善する傾向を示した。また、真の代謝エネルギー(TMEn)価は、籾米では米の種類による違いは見られないが、玄米では白色米に比べて有色米が低いことを明らかにした。d)家畜や家きんに紫トウモロコシのアントシアニン色素を給与することによって血液の抗酸化酵素活性及び酸化抵抗性を向上させることを明らかにした。
カテゴリ 飼料効率 飼料用米 抵抗性 とうもろこし

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