| 課題名 | 農場の微生物汚染低減を目指した日本型家畜飼養管理システムの開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2012020405 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
八木行雄 鈴木一好 |
| 協力分担関係 |
(財)神津牧場 茨城県南家畜保健衛生所 オリオン機械 デラバル 筑波大学 日本アビオニクス株式会社 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2012 |
| 摘要 | 農場における微生物汚染の低減化と畜舎環境の衛生管理に関する研究に関しては、a)茨城県南部の畜舎で鳥類調査を行い、畜舎とその周囲で延べ7,258羽の鳥類(内1,675羽が畜舎内部に侵入)を確認した。b)酪農牧場でカラスの誘引源となる可能性のある廃白土置き場へのカラス侵入防止装置を考案して牧場に設置した。c)スズメの侵入試験を行い、26mmの亀甲金網を自由に通り抜けるが、20mmは通り抜けられないこと等を確認した。d)糞尿処理施設の常温処理生物脱臭及び活性汚泥の設備において、病原性を有する微生物(96種)由来の遺伝子を定量解析した結果、常在疾病の原因菌がこれらの処理設備に共通して存在する可能性を見出した。e)上部開放型曝気槽からの微生物含有飛沫の飛散抑制手段として、曝気槽の周囲に高さ2m、目合1mmのラッセル織防風ネットを設置することは効果的であり、目合2mmでは効果が低いことを明らかにした。f)体表温度変化の検討に関しては、皮膚温の変動と温湿度指数(THI)との関連を赤外線サーモグラフィで調べたところ、体幹各部(頸部、肩部、胸腹部、臀部)の皮膚温はTHIと強い相関(r=0.911~0.984)を認めた。g)赤外線サーモグラフィによる頭部あるいは体側部の発熱に対する経日的観察は、パラインフルエンザウイルス等の感染子牛を用いた実験で、発熱を主症とする肺炎ウイルスのみならず、牛ウイルス性下痢ウイルス等の消化器ウイルスに罹患した個体を見出す上でも有用であることを明らかにした。h)微生物を含むエアロゾル濃度の低減化について、平成23年度に試作したエアロゾル濃度測定簡易センサを改良し、精度の向上と小型化に成功した。また、本器を設置しモニターとなる養豚場についても決定した。咳音の識別法を改良し、99.83%の識別率を達成した。i)新たな搾乳衛生管理技術の開発について、乳頭清拭装置は汚れた乳頭においても十分に機能し、消毒資材の利用により乳頭細菌数減少に高い効果を認めた。乳汁等の生体情報の活用として、乳汁中LDHの時系列データにより個体の変化を確認できた。j)肉豚集団を対象とした豚ロタウイルスの農場内感染動態を解明し、肉豚の下痢に関与した豚A群ロタウイルスの遺伝的多様性は、多様なウイルス株の頻繁な混合感染による遺伝子再集合により農場内で維持されている可能性があることを示した。 |
| カテゴリ | 管理技術 飼育技術 肉牛 乳牛 豚 防除 |