畜産廃棄系バイオマスの処理・利用技術と再生可能エネルギー活用技術の開発

課題名 畜産廃棄系バイオマスの処理・利用技術と再生可能エネルギー活用技術の開発
課題番号 2012020423
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 天羽弘一
田中康男
協力分担関係 茨城県畜産センター
茨城県
太平洋セメント
JA全農
千葉県畜産総合研究センター
中国工業株式会社
農環研
パナソニック
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 家畜排せつ物の堆肥化・浄化処理の高度化に関しては、a)汚水高度処理技術について、非晶質ケイ酸カルシウム(CSH)による畜舎排水中リンの回収、色度低減、消毒プロセスの農家実証試験を行い、実用化に向けての知見を得るとともに、回収したCSHを用いてキャベツ栽培試験を行い、肥料利用上支障のないことを明らかにした。b)アンモニアの生物脱臭装置を水循環式にすることにより、これまで利用されていなかった窒素の回収が可能となった。また、脱臭能力を維持するためには、アンモニア酸化細菌叢を維持し、フリーアンモニアが発生しないようにpHを管理する必要があることを明らかにした。
堆肥由来エネルギーの高効率回収・利用技術に関しては、堆肥発酵排熱の回収利用技術について、乳牛糞の堆肥発酵排熱の回収に適する脱臭装置と潜熱回収型の熱交換器の仕様や熱回収効率、得られる温水の温度や量を明らかにした。堆肥発酵熱回収装置は民間企業への技術移転を経て3基の販売実績を得た。
エネルギー自給型家畜飼養管理及び低環境負荷型家畜排せつ物処理システムの構築に関しては、a)つなぎ飼いと放し飼い等の家畜管理システムの違いによる、電力使用の年間を通じた季節変動の特徴を明らかにし、導入すべき太陽光発電システムの規模を示した。b)ヒートポンプによる牛乳冷却熱からの温水製造について、年間実証データを積み上げ、長周期にわたるシステム消費エネルギーの変動を示した。
カテゴリ 肥料 管理システム 季節変動 キャベツ 再生可能エネルギー 飼育技術 乳牛 ヒートポンプ

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