新たな付加価値を持つ多用途サトウキビ品種の育成と高度利用技術の開発

課題名 新たな付加価値を持つ多用途サトウキビ品種の育成と高度利用技術の開発
課題番号 2013023102
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 樽本祐助
協力分担関係 沖縄県農業研究センター
鹿児島県農業開発総合センター
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 サトウキビの製糖用品種育成に関しては、
a) 製糖工場の長期間の操業を可能にする早期高糖性品種「KTn03-54」の農林認定申請を行った。
b) 長期収穫の普及を支援するシミュレーターを開発し、製糖工場での意思決定を支援するツールを提供した。
用途拡大と高度利用を可能にする品種の育成に関しては、
a) 砂糖・エタノール複合生産について、アサヒグループHD社と共同開発した「逆転生産プロセス」に対応した品種開発のため、種子島及 び宮古島で早期高糖性、株出し能力、糖生産量等を評価し、有望系統として15系統を選抜した。
b) 国内野生種を用いた交配により、極めて高い黒穂病抵抗性を持ち、生産性の高い育種素材を開発した。
c) 飼料用サトウキビについて、黒穂病に強く、生産性も高い有望系統「KR09-6078」、「KR09-6092」、「KR09-6097」の生産力評価を行い、試験を継続することとした。
d) 輸入乾草への依存が高い育成牛の給与試験で、粗飼料の50%を飼料用サトウキビで代替できることを明らかにした。
e) 飼料用サトウキビに、焼酎粕、規格外バレイショ、バガス、ハカマなどの未利用資源を混合した発酵TMRを試作し、貯蔵性や栄養価を評価し、繁殖牛に給与できることを明らかにした。
カテゴリ 育種 さとうきび 飼料用作物 抵抗性 ばれいしょ 繁殖性改善 品種 品種開発 未利用資源

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