課題名 | ブドウ及び核果類等の病害虫薬剤防除法の改善 、1,農薬の効力検定及び残留分析試料の調製 、 |
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研究機関名 |
山梨県果樹試験場 |
研究分担 |
病害虫科 |
研究期間 | 継(S54)~ 、継(S54)~ |
年度 | 2013 |
摘要 | (1)農薬の効果査定 、1)殺菌剤 、 ブドウべと病に対し、DKF1001-OD 5000倍は、対照のジマンダイセン水和剤 1000倍と比べ、ほぼ同等の防除効果が認められた。 、 モモうどんこ病に対し、サルバトーレME 3000倍、ナリアWDG 2000倍、ベンレート水和剤 2000倍は対照のトリフミン水和剤 2000倍と比べ、ほぼ同等の防除効果が認められた。 、 スモモ灰星病に対し、BCF-121フロアブル 3000倍は、対照のロブラール水和剤 1500倍と比べ、優る防除効果が認められた。 、スモモふくろみ病に対し、キンセット水和剤80 1000倍は、対照のチオノックフロアブル 500倍と比べ、ほぼ同等の防除効果が認められた。 、2)殺虫剤 、 モモのコスカシバに対し、フェニックスフロアブル 200倍(開花前散布)は、無処理と比べ、高い防除効果が認められた。フェニックスフロアブル 4000倍(生育期散布)は、無処理と比べ防除効果は認められたが、その程度は低かった。 、 モモのモモシンクイガに対し、シンクイコンW 100本/10aは、無処理と比べ、高い誘引阻害効果が認められた。 、 モモのシンクイムシ類(モモシンクイガ、モモノゴマダラノメイガ)に対し、IKI-3106液剤50 2000倍は、対照のダーズバンDF3000倍と比べ、同等~優る防除効果が認められた。 、 モモのカイガラムシ類(ウメシロカイガラムシ、クワシロカイガラムシ)に対し、コルト顆粒水和剤 2000倍は、対照のダイアジノン乳剤1000倍と比べ、防除効果は劣った。 、ネクタリンのケムシ類(アメリカシロヒトリ)に対し、IKI-3106液剤50 2000倍は、対照のフェニックスフロアブル4000倍と比べ、同等の防除効果が認められた。 、 スモモのケムシ類(アメリカシロヒトリ)に対し、IKI-3106液剤50 2000倍は、対照のフェニックスフロアブル4000倍と比べ、同等の防除効果が認められた。 、 スモモのカイガラムシ類(ウメシロカイガラムシ)に対し、DAI-1001 10%フロアブル 1000倍、2000倍は、対照のアプロードフロアブル1000倍と比べ、防除効果はやや劣った。 、 オウトウのカイガラムシ類(ウメシロカイガラムシ)に対し、DAI-1001 10%フロアブル 1000倍、2000倍は、対照のスプラサイド水和剤1500倍と比べ、ほぼ同等の防除効果が認められた。 、 オウトウのチャノキイロアザミウマに対し、エクシレルSE 2500倍は、対照のコテツフロアブル2,000倍と比べ、防除効果はやや劣った。 、(2)マイナー作物等農薬登録に向けた効力検定および残留分析試料の調整 、ドーシャスフロアブルの1000倍、2000倍散布は、スモモ各品種に対して薬害は認められなかった。倍量薬害の1000倍散布では、果実に実用上問題となる汚染が見られた。 、(3)輸出向けモモ果実におけるモモシンクイガ対策 、供試果実899果において、モモシンクイガの被害果は30果であった。検査機により27果(90%)は被害果として判別できた。判別できなかった3果は、2果が種子付近を加害しているもので、1果は若齢幼虫の被害果であった。モモシンクイガの他に、ヤガやカメムシによる被害果も判別できた。 、収穫期が適期よりやや遅くなったため、果肉障害の発生が多かったが、褐変した被害果は判別できた。被害がなくても反応が見られた果実が15果あった。維管束や果肉組織の軽微な異常等により反応したと思われる。 |
カテゴリ | 病害虫 うどんこ病 うめ おうとう 害虫 果肉障害 カメムシ すもも ネクタリン 農薬 品種 ぶどう 防除 もも 薬剤 輸出 |