地下水位制御システムを活用した寒冷地水田生産性向上技術の開発

課題名 地下水位制御システムを活用した寒冷地水田生産性向上技術の開発
課題番号 2012021216
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター
宮城県古川農業試験場
研究期間 2010-2014
年度 2012
摘要 地下灌漑による生育制御について,水稲乾直では苗立ちの良さが未だ収量・品質の向上に結びついていない状況にある。麦では追肥時期の灌漑による品質向上が見られた。また,大豆では生育中期(播種後30日~開花期)の連続灌漑,及び開花後の土壌pF2.7時期の一時灌漑など生育制御のための灌漑時期・方法を明確にすることができた。現地FOEAS圃場での輪作実証では,水稲乾直(販売収量475kg/10a),水稲無代掻き移植(同560kg/10a),小麦(483.0kg/10a),麦後晩播狭畦大豆(225kg/10a)と安定し,品質も周辺慣行栽培より良好であった。FOEASシステムによる灌漑方法について,農家の理解を早めるためのマニュアルが必要とされた。
補助事業(自己負担10%)によるFOEAS導入事例では,実質的な年償却費は1.5千円/10aとなり,FOEAS導入により大豆や野菜が作付けされ,FOEASの年償却費を超える所得を得ているなど,FOEAS導入の効果を示すとともに、排水路管理作業の負担軽減効果を評価した。FOEASが導入された水田が有効活用されるための条件は①地下灌漑機能の十分な理解、②能動的な取り組み姿勢と目的の明確化③収益と労働力の確保、④関係機関等による支援体制⑤まとまった規模での導入、⑥通水期間の拡大、といった項目が考えられた。
カテゴリ FOEAS 小麦 水田 水稲 大豆 播種 輪作

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