課題名 | 周年飼料生産を行うための飼料用大麦品種の育成 (育成系統の温暖地二毛作への適応性、生産性、栄養価等の評価) |
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課題番号 | 2013023497 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 埼玉県農林総合研究センター水田農業研究所 |
研究期間 | 2010-2014 |
年度 | 2013 |
摘要 | 多収性、縞萎縮病抵抗性、耐倒伏性と高TDNを合わせ持った飼料用大麦品種を開発するため、作物研が育成したWCS用等として有望な大麦系統について、栽培性、収量性、簡易サイレージによる発酵品質を明らかにし、埼玉県米麦二毛作地域への現地適応性を明らかにするとともに、堆肥利用等による低コスト栽培技術の検討を行った。その結果、各供試系統とも倒伏や縞萎縮病の発生は認められず、良好な栽培性が確認された。収量性は二条裸「ユメサキボシ」で1.5トン/10aを超え、「関系b556」、「関東皮93号」で1.4トン程度と良好であった。サイレージ品質は全ての系統でTDNが65以上と良好で、乳牛の嗜好性もイタリアンライグラスと同等であった。以上のこと及び、これまでの結果から「関東皮93号」が安定的で有望であった。また堆肥施用の効果は、麦生育前半の気象が低温乾燥で経過したこともあり、効果が判然としなかった。 |
カテゴリ | 萎縮病 イタリアンライグラス 大麦 乾燥 栽培技術 飼料用作物 多収性 抵抗性 低コスト 二毛作 乳牛 品種 |