課題名 |
穀類飼料の同調的発酵に基づく乳牛の精密栄養管理技術の開発 |
課題番号 |
2013023553 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所
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研究期間 |
2010-2014 |
年度 |
2013 |
摘要 |
本課題はルーメン内における飼料エネルギーとタンパク質の供給を同調化させた高度な飼料給与技術基盤を確立することを目的としている。今年度は一般に流通しているビール粕および自給のトウモロコシサイレージについてルーメン内での栄養素供給パターン解析をおこない、データベースの拡充を行った。昨年度のシミュレーション解析を受けて、飼料用米にイタリアンライグラスサイレージ、アルファルファヘイキューブ、大豆粕あるいは加熱大豆粕を組み合わせ、飼料タンパク質の水準とルーメン内での供給パターンの異なる飼料を4種設計し、泌乳牛への給与試験成績に及ぼす影響を検討した。その結果、飼料用米の利用性については4種の飼料間で大きな差はなくいずれも良好であった。また、シミュレーション結果に基づくタンパク質の供給過剰を示す指標と実際のウシのルーメン内アンモニア態窒素濃度とが高い正の相関を示したことから、本課題におけるルーメンでの飼料エネルギーとタンパク質の供給バランスを推定する手法の有効性を確認することができた。
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カテゴリ |
アルファルファ
イタリアンライグラス
管理技術
飼料用米
大豆粕
データベース
トウモロコシサイレージ
乳牛
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