生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築

課題名 生物情報に基づく帰化雑草の侵入・まん延警戒システムと長期的雑草管理法の構築
課題番号 2014025566
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 渡邊寛明
協力分担関係 静岡県農林技術研究所
静岡大学農学部
研究期間 2011-2015
年度 2014
摘要 雑草動態モデルの汎用化と長期的管理システムに関しては、斑点米カメムシ類の餌資源として重要なネズミムギ登熟期の出穂密度を、出芽時期、出芽密度、刈取り等の防除時期及び有効積算温度から推定するモデルを作成し、エンドファイト感染系統が優占する条件を明らかにした。
帰化雑草の侵入・まん延警戒システムに関しては、
a) 侵入警戒種10種を外来雑草早期警戒システムに掲載した。また、対策の優先順位を決定する手法として、雑草性指標及び被害面積程度、WRA値、将来被害予測の3つの方法を開発し、検証を行った。
b) アレチウリの要防除期間は、ダイズの草高/条間比1.38までであることを明らかにするとともに、要防除期間を短縮できるダイズ品種・系統の中には、草高か?条間の幅と同し?に達していたものと草高か?低いものか?あることを明らかにした。
c) 温暖化シナリオに基づき2050年における各地のマルバルコウ防除可能日数を推定した結果、寒冷地以北では防除可能日数が短縮するため防除困難な地域が拡大して、本種のまん延リスクが高まることを明らかにした。
d) 湛水処理による帰化アサガオ類とアレチウリの防除効果を検討し、短期湛水管理により防除可能であることを明らかにした。一方で、帰化アサガオ類では冠水耐性に種間差があることを明らかにした。
e) ウェブサイトで公開している「警戒すべき帰化雑草パンフレット」に、新たにアレチウリの光競合力の強さとヘ?ンタソ?ン液剤による効果の低さなと?の情報を加えて更新した。
雑草生物情報データベースに関しては、
a) インターフェースの改良を行い、機能を拡張・修正し、処理の高速化を図るとともに、「お問い合わせ情報」の対応に基づく草種別情報の追加、更新を行い、これまでの試験公開から普及版として実用公開を開始した。
b) 耕地雑草の診断支援の基礎資料として、63科約560草種の幼植物画像を収集、整理し、栄養繁殖主体の草種及びイネ科小穂、葉節部画像と合わせ、主要な画像を雑草生物情報データベースに搭載した。
c) 雑草生物情報データベースに外来雑草早期警戒システムを搭載し、作物別に侵入段階に応じた管理優先ランキングを表示した。
d) 雑草イネの発生や防除に関する情報が蓄積されてきたことから、本データベースの雑草種の一つに「雑草イネ」を加えて基本情報を搭載した。また、除草剤抵抗性関連情報も追加した。
e) 東日本大震災の津波被災地(宮城県名取市)の早期再生のための課題を宮城県古川農業試験場と共同で取り組み、復旧水田の雑草埋土種子と植生データの解析により、被災地の復旧整備・除塩作業による雑草生育期の土壌撹乱が雑草リスクの軽減に寄与していることを解明して、新たな雑草生物情報とした。
カテゴリ 病害虫 あさがお 害虫 管理システム 雑草 雑草イネ 除草剤 水田 大豆 データベース 抵抗性 農薬 繁殖性改善 斑点米カメムシ 品種 防除 水管理

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