課題名 | 土壌病虫害診断と耕種的防除技術開発による野菜の環境保全型生産システムの構築 |
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課題番号 | 2014025569 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
生駒泰基 竹原利明 |
協力分担関係 |
農環研 正八つくば パナソニックエコソリューソンズ社 岡山農研 神戸大 高知農技セ 山口農総セ 愛媛県農水研 丸種(株) 三菱樹脂株式会社産業フィルム開発センター |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2014 |
摘要 | 土壌微生物・病害虫診断技術の開発に関しては、 a) 黒ボク土壌における土壌容水量とホウレンソウ萎凋病菌密度が発病程度に及ぼす影響を調査した結果、土壌水分が多い場合は菌密度が低くても被害が助長されることを明らかにした。 b) 鱗翅目害虫に特異的なプライマーを作製し、これまでに作製したプライマーも含め、主要な害虫種や植物の天敵探索に利用できる計11種の害虫のプライマーを整備した。 c) レタスビッグベイン病を媒介するOlpidium virulentusの休眠胞子を認識する抗体を用いたDAS-ELISAにより、感染レタス根内の休眠胞子数を計測できることを明らかにした。 d) 徳島県内砂質土壌のサツマイモ栽培圃場において、植付準備前圃場の土壌を対象とするメタゲノム解析により、サツマイモのネコブセンチュウ被害の高精度予測が可能であることを示した。これにより殺線虫剤処理の要否判別並びに農薬の使用量の削減を可能とした。 病害虫抑制を基幹とする野菜生産技術体系の開発に関しては、 a) 太陽光の光合成有効放射(赤:緑:青色光の比率=35%:35%:30%)を作物の生育を促進する赤:緑:青色光=46%:33%:21%に変換する光質制御資材を試作し、春~年内穫り栽培に適用したところ、慣行栽培の紫外線カットフィルムに比べ約1割増収することを明らかにした。 b) 夏作ホウレンソウの暑熱対策として用いる実測遮光率50%の資材は、日積算日射量が14.6MJ/m2/day以上の条件で生育促進効果をもたらすことを確認した。 c) 飛ばないナミテントウについては、施設野菜類を対象とした天敵製剤「テントップ」として市販化された時期ににあわせ、「飛ばないナミテントウ利用技術マニュアル」を刊行した。 d) 本製剤を露地野菜類へ適用拡大を図るため、景観植物のスカエボラを天敵温存植物として混植したところ、飛ばないナミテントウの3齢幼虫、成虫の定着率が向上することを明らかにした。 e) ナス科果菜類の施設栽培を対象としたバンカー法の現地実証試験において、管理温度の高いピーマン栽培ハウスではスカエボラの開花数が顕著に多くなり、スカエボラ上で温存される天敵類も多くなることを明らかにした。 |
カテゴリ | 有機農業 有機栽培 病害虫 害虫 施設栽培 市販化 診断技術 なす 農薬 ピーマン 病害虫防除 防除 ほうれんそう レタス |