ウイルス感染症の発症機構の解明と防除技術の確立

課題名 ウイルス感染症の発症機構の解明と防除技術の確立
課題番号 2014025575
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 川嶌健司
協力分担関係 宇都宮大学
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
大阪府立大学
岩手大学
筑波大学
熊本県食肉衛生検査所
茨城県県西食肉衛生検査所
農林水産先端技術研究所
農業生物資源研究所
日本ハム株式会社
研究期間 2011-2015
年度 2014
摘要  より特異性が高く現場で簡便に診断できる手法の開発に関しては、a) 下痢原因ウイルスの高感度診断法の開発で平成25~26年にかけて国内で大規模流行した豚流行性下痢(PED)ウイルスの遺伝学的性状及び病原性を明らかにした。また、本ウイルスの流行に付随する下痢症から新たに豚デルタコロナウイルスを検出し、迅速かつ高感度な検査法を確立した。
 病原体の伝播・存続様式の解明に基づく感染環の遮断方法に開発に関しては、a) 地方病性牛白血病の発症バイオマーカーの探索に関しては、p53タンパク質、血清乳酸脱水素酵素、TNF-α受容体及びmiRNAを発症バイオマーカー候補として選出し、地方病性牛白血病発症牛と非発症牛の間で比較解析した結果、血清乳酸脱水素酵素アイソザイムが有用であることを示した。b)ベトナムで分離された豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)ウイルス高病原性株を用いた妊娠豚感染実験によって、高率に流産や早産を再現することに成功し、胎子感染が成立することを証明した。また、北米型標準株(EDRD1株)による免疫が感染阻止に有効であることを明らかにした。
カテゴリ 繁殖性改善 防除

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