課題名 | 暖地向け実需者ニーズに応じた加工適性をもつ早生・安定多収軟質小麦系統の開発 |
---|---|
課題番号 | 2014026860 |
研究機関名 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 |
研究期間 | 2014-2018 |
年度 | 2014 |
摘要 | 平成25年九沖農研産(原粒蛋白9.7%)および26年長崎農林技術開発センター産(原粒蛋白8.4%)の「西海197号」について、長崎県産小麦の実需者(製粉会社)による製菓適性(スパンジケーキ、クッキー、カステラ)が検証された。その結果、九沖農研産サンプルでは「シロガネコムギ」と製菓性について顕著な差は認められなかったが、長崎県産では「シロガネコムギ」よりやや製菓性が劣る結果となった。この結果の差は、蛋白質含量が長崎県産ではやや低すぎたためで、蛋白質含量が「シロガネコムギ」(原粒蛋白9.2%)並に維持できれば、「シロガネコムギ」の代替品として十分に対応可能との評価が得られた。また、長崎県における奨励品種決定調査の結果でも「シロガネコムギ」対比121%の多収で有望視されているため、長崎県における奨励品種採用を目指し、26年播種で長崎県諫早市における一般農家試作(30a)を開始した。 |
カテゴリ | 加工適性 きく 小麦 播種 品種 |