| 課題名 | エコフィード多給時の豚の飼料摂取量増強技術の開発 |
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| 課題番号 | 2014027452 |
| 研究機関名 |
(国) 山形大学 日本大学生物資源科学部 |
| 研究期間 | 2010-2014 |
| 年度 | 2014 |
| 摘要 | 1. 今年度の研究内容 1)有機酸の混合添加による「食品残さリキッド飼料」の保存性の検証と、2)様々な食品残さに混合有機酸を添加し調製したリキッド飼料の嗜好特性と枝肉脂肪の評価の2点を実施した。1)は、神奈川県相模原市の食品残さリキッド飼料製造施設(日本フードエコロジーセンター)の現場にて実施した。昨年度に実施した愛知県豊川市の非加熱タイプとは異なり、品温として80℃数分以上の加熱処理をかける加熱タイプのリキッド飼料である。これらの現地の条件で有機酸の添加効果を検証した。供試飼料として、加熱型の食品残さリキッド飼料を使用し、低精製乳酸、ギ酸、プロピオン酸を添加して、7日間ずつの保存性試験を行った。計5種類の添加区、保存容器の大きさを3種類に設定した。酵母発酵の盛んな10月の温度条件で実施した。2)は、愛知県豊川市の食品残さリキッド飼料製造施設のリキッド飼料とそれを給与した豚、生産豚肉について、1年間を通じた現地調査を行った。原材料は、じゃがいもくず、野菜くず、酢飯、配合飼料、生うどん、パンくず、うどん生地、甘酒、みりん粕、うなぎパイ、うなぎパイ生地、ゼリー、ホエー、小麦粉、シロップ、焼酎粕、牛乳、味噌、ラーメン、菓子屑、生うどん(白玉)、つぶ餡、こし餡などをその都度、肥育前期を想定した適切な栄養バランスになるよう配合設計して調製した。このリキッド飼料を給与し生産された豚のカタ背脂肪を4~6個体ずつ採取し、成分分析等の品質評価、脂肪の評価を行った。 2. 今年度の研究成果 1)では、昨年度の非加熱処理リキッド飼料に比べて、加熱処理が品質保持に及ぼす効果は高く、乾物減少率を半分以下に抑えられることがわかった。またpHが4.5程度まで低下している場合には、更にpH4.0までの有機酸の添加効果は低く、それ以後の品質保持は乳酸発酵によるpH低下に任せてしまってよいことが示唆された。このような加熱処理のリキッド飼料の場合には豚の嗜好性に悪影響を及ぼすプロピオン酸の添加等は行わないことが推奨されることを明らかにした。 2)では、様々な食品残さを組み合わせて調製したリキッド飼料の製品品質は、成分の季節間変動はあるものの、配合設計にあたってタンパク質とデンプン質の原料を多めに、脂肪を少なく設計することで栄養バランスを保持し、豚の嗜好性を高め、豚肉脂肪質の品質を維持可能であることを明らかにした。 |
| カテゴリ | 小麦 ばれいしょ 品質保持 豚 |