大規模作付けに適した飼料作物の省力的安定多収栽培技術の開発

課題名 大規模作付けに適した飼料作物の省力的安定多収栽培技術の開発
課題番号 2015027785
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 雪印種苗(株)
長野畜試
群馬畜試
新潟畜研セ
茨城畜セ
神奈川畜技所
千葉県海匝農業事務所
宮澤農産
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 コントラクター活用による省力播種技術、土壌診断に基づく資源循環型肥培管理技術に関しては、
a) 二毛作トウモロコシの省力播種技術として開発した縦軸型ハローと真空播種機を複合した耕うん同時播種機を用いる方法について 、慣行耕起播種法と同等のトウモロコシ収量を得つつ、播種に要する作業時間、作業工程を50%以下に削減可能なことを実証試験により明らかにした。
b) 二毛作トウモロコシの省力播種技術として開発した不耕起播種機の作溝部に逆T型オープナを取り付ける方法について、慣行耕起播種法と同等のトウモロコシ収量を得つつ、播種に要する作業時間、作業工程を50%以下に削減可能なことを実証試験により明らかにした。
c) 縦軸型ハローと真空播種機を複合した耕うん同時播種機を用いる方法と不耕起播種機の作溝部に逆T型オープナを取り付ける方法について、期待できる実収量、作業時間、播種に要する費用、必要な機械等を慣行耕起播種法と比較する形でとりまとめ、省力播種技術のメニュー化を図った。
d) 平成26年度に策定されたトウモロコシにおける土壌養分活用型のカリ及び窒素の施肥管理法に基づき、堆肥と化学肥料を組み合わ せた実規模の施肥試験を行い、新たな施肥管理法に基づいた栽培を行うことでトウモロコシの目標乾物収量(1.8t/10a)が得られることを実証した。
暖地における2年5作体系による高度土地利用飼料生産技術に関しては、
a) 2年5作体系の実規模試験を終了し、2年5作体系は慣行の多収作付体系であるトウモロコシ二期作に比較し、乾物収量が5%、TDN収 量が4%増加することを明らかにした。
b) 暖地におけるスーダングラス-イタリアンライグラス二毛作について、不耕起栽培技術を活用することで、スーダングラス、晩夏 播きエンバク、イタリアンライグラスを組み合わせた3毛作が可能になり、二毛作に比較して年間実乾物収量は4割増加することを明らかにした。
c) 獣害回避型の作付体系であるソルガム新品種「涼風」とイタリアンライグラスを組み合わせた年3回刈り栽培、並びにコントラクター等の省力栽培に適したソルガム新品種「峰風」とトウモロコシの混播2回刈り栽培について、それぞれの作付体系の導入に必要な気 象条件や期待収量を明らかにするとともに、導入適地マップを策定した。
このほか、
a) IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次報告書用の2つの気候モデルと2つの排出シナリオを組み合わせた4つのケースについ て、全国の2次メッシュデータを用いて2090年におけるトウモロコシ二期作の栽培適地の拡大予測を行い、現在の14.8%から2090年に は34.7~61.0%に増加することを予測した。
カテゴリ イタリアンライグラス コントラクター 飼料作物 新品種 施肥 多収栽培技術 とうもろこし 土壌診断 二毛作 播種 肥培管理 不耕起栽培

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