地域資源を活用したバイオマス循環利用システムの開発

課題名 地域資源を活用したバイオマス循環利用システムの開発
課題番号 2015027862
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 沖縄畜産研セ
ヤンマー沖縄
アースノート
金武町役場
沖縄県北部農林水産振興センター
沖縄県農業協同組合
金武有機堆肥センター
研究期間 2011-2015
年度 2015
摘要 バイオマス利用技術の開発に関しては、
a) 地元で回収した廃食用油(WVO)を燃料とした発電機が、コメの乾燥機・籾すり機の電源に利用できることを農業法人において実証し、経営上のメリットが見込まれることを明らかにした。
b) 豚尿のメタン発酵消化液や農業集落排水汚泥を原料とした汚泥発酵肥料をサトウキビ栽培に施用し化学肥料を70%以上代替しても 、慣行栽培と同等の収量・甘しゃ糖度が得られ、7.9~6.3千円/10aの収益改善効果が見込めることを明らかにした。
c) 豚糞の堆肥化処理において、開発したBacillus sp. TAT105製剤を開始時の混合物中で107CFU/g乾物以上となる量を添加することにより、堆肥化過程でのアンモニア発生が22%低減されることを明らかにした。
d) 鶏ふんや牛ふんを燃焼により熱エネルギーとして利用する際に発生するバイオマス燃焼灰は、リン酸肥料の代替資材として利用可 能であり、燃焼灰に含まれるリン酸の大部分は、作物が利用可能なく溶性リン酸であることを明らかにした。
地域循環利用システムの設計に関しては、
a) 農業生産システムのライフサイクルアセスメント(LCA)に不確実性理論を組み入れることにより精緻化が図れた。また、水稲生産システムにおける収量とメタン排出量について、生産システムごとに収量とGHG排出量(面積当たり)を明らかにした。
b) バイオマス利用システムを総合的に評価する際に問題構造化手法、すなわちどのような評価基準でどのような代替案を評価すべき かを検討する方法を利用するため、市役所職員を対象としたワークショップを開催し、アンケートにより手法の有用性等に関する指標を定めた。
バイオマス由来再生資源の安全かつ環境保全的な利活用技術の開発に関しては、ベトナム南部の農村地域を対象に、家畜ふん尿を原料としたメタン発酵消化液の水田施用の現地調査結果を基に、衛生指標細菌及び窒素の流出防止策を明らかにし、バイオマス由来再生資源の衛生・安全の確保や地域の水環境を保全するための適正な農地還元方法を取りまとめた。さらに、生成されるバイオガス及びバイオエタノールが代替することで削減される化石燃料に伴う温室効果ガス排出量の削減量について取りまとめた。

このほか、
a) 地域循環利用システムの設計手法として、メタン発酵を中核としたシステムの設計に関して、これまで得られた成果を取りまとめ 、関連団体誌で発表するとともに、同内容を日本水環境学会農産業に関わる水・バイオマス循環技術研究委員会から依頼を受けて、講演を行い、成果の普及を行った。
b) 農林水産省食料産業局バイオマス循環資源課による消化液の肥料利用を伴うメタン化事業実施手引き検討委員会に参画し、PDCAサ イクルマネジメント手法によるプロジェクト推進に関する資料提供を行うとともに、依頼を受けて同手引きの一節「メタン発酵消化液の輸送・散布計画の策定」を執筆した。
カテゴリ 乾燥 経営管理 さとうきび 水田 評価基準 メタン発酵消化液 輸送

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