課題名 |
7 新たな販売形態「粒ブドウ」出荷を実現する省力生産および流通・貯蔵技術の確立、2)粒ブドウ販売に向けた貯蔵・流通条件の解明、(1) パッケージング後の鮮度保持条件の検討、① AIT製剤と品種の関係 |
研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場
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研究分担 |
砂丘地農業研究センター
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研究期間 |
新H27 |
年度 |
2015 |
摘要 |
【目的】 ブドウ果粒ではパッケージング後に比較的短期間でカビの発生が散見されることから抗菌・防カビ対策が求められている。これまでに、「ルビーロマン」にペット製容器内で抗菌効果のある鮮度保持資材のアリルカラシ油(AIT、カラシ抽出物)製剤(三菱化学フーズ㈱ YPO改シート)を用いて検討したところ、5℃で果粒を17日程度貯蔵できることが明らかになった。そこで、「ルビーロマン」については年次反復を取り効果の安定性を確認するとともに、共同研究で対象品種としている「シャインマスカット」および「ナガノパープル」における品質保持期間を明らかにする。、【成果】 「ルビーロマン」および「ナガノパープル」ではワサオーロを使用することにより、カビ発生が抑制され、「ルビーロマン」では収穫後28日以上、「ナガノパープル」では収穫後14日まで品質が保持されることが明らかとなった。しかし、「シャインマスカット」では、貯蔵期間中にカビが発生せず、ワサオーロの使用によるカビの発生抑制効果は判然としなかった。また、果粒軟化について、いずれの品種もワサオーロを用いることで軟化の進行を遅らせることができると思われる。
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カテゴリ |
出荷調整
品質保持
品種
ぶどう
保存・貯蔵
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