中山間地域における広域水田営農システムの実現に向けた技術体系の確立

課題名 中山間地域における広域水田営農システムの実現に向けた技術体系の確立
課題番号 2019030553
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 民間(14)
(一社)岡山県畜産協会
農協・農事組合法人(2)
公設試験機関(8)
理化学研究所
京都大学
岩手大学
東京大学
秋田県立大学
山口大学
研究期間 2016-2020
年度 2019
摘要 中山間水田作については、小麦開花期予測モデル、マルチコプタ等による赤かび病適期防除は慣行作業時間の約1/2 を達成し、麦類赤かび病防除作業の運用技術を構築した。ダイズ作における優先度に基づく雑草防除作業計画については、作業優先度の指標となる前年の雑草残草面積の情報を提供した。法面傾斜40 度以上に対応可能な草刈ロボットのプロトタイプを試作し、50 度以上の法面に適用できる見込みが得られた。排水対策技術では、盛り土工によって造成されたほ場では湿害が生じやすいことを明らかにし、ドローン可視画像と地形データから排水対策技術導入の要否に関するAI を活用したほ場評価手法のプロトタイプ(湿害リスク見える化マップ、湿害予測精度約75%)を構築した。中山間水田複合経営のプロトタイプモデルのシミュレーションでは、湿害対策等新技術導入により所得が123%増加する見込みが得られた。
その他、業務用水稲品種「やまだわら」で720kg/10a 以上、多収良食味品種「恋初めし」で660kg/10a 以上の多収栽培法を明らかにした。
カテゴリ 病害虫 経営管理 小麦 雑草 湿害 新技術導入 水田 大豆 多収良食味 中山間地域 ドローン 品種 防除 ロボット

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