課題名 | 細菌・寄生虫感染症の発病機構の解明と診断・防除技術の開発 |
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課題番号 | 2019030604 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
協力分担関係 |
民間(2) JA全農 公設試験機関(1) 家畜改良センター 大学(7)(うち国外大学3) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2019 |
摘要 | 国内の牛由来パスツレラ菌について、2010 年以降の分離株の薬剤耐性率の上昇を確認し、特定の遺伝子型菌の耐性化が関与していることを明らかにした。ブルセラ属菌の生菌培養を経ずに2種類のブルセラ属菌の生物型鑑別に利用できるPCR 検査法を確立した。特異プローブを改良したヨーネ病の確定検査法の薬事承認に向けたデータを収集した。野生動物の全国調査では、国内の野生イノシシは豚丹毒菌を高率に保有し、豚などへの感染源として重要であることを初めて明らかにした。豚丹毒ワクチンベクターについて体内増殖に重要な遺伝子を欠損させた変異株を作製し、マウス及び豚において感染防御を誘導することを確認した。また、大腸菌病原遺伝子を発現する豚丹毒菌ベクターワクチンが接種マウスにおいて特異抗体を誘導することを確認した。サルモネラ菌のワクチン候補抗原が鶏において菌増殖抑制効果を有することを確認した。このほか、新菌種であるStreptococcus ruminantium の新たな同定 用PCR 法及びTrueperella pyogenes の同定用PCR 法を開発した。豚などに腸炎を起こすローソニア菌について、複数の抗原の単離と発現に成功した。牛結核病のサーベイランスを効率的に継続するためのIFN-γアッセイ法を検証し、マニュアルを作成した。 |
カテゴリ | 鶏 豚 防除 薬剤耐性 予防技術 |