課題名 | ロボット技術・ICT等を活用した革新的農業生産技術の開発 |
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研究機関名 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 革新工学センター 高度作業支援システム研究領域 |
協力分担関係 |
民間(18) (NPO)農業支援センター 農協・農事組合法人(3) 福島県 岩手県農業研究センター 佐賀県農業試験研究センター (国研)産業技術総合研究所 大学(8) |
研究期間 | 2016-2020 |
年度 | 2020 |
摘要 | 第 2 期 SIP で進めている農業機械の自動化レベル3に向けた、ロボットトラクターによるほ場間移動技術の開発では、車両に搭載されたセンシングデバイスを用いた自己位置推定、地図作成、経路計画、車両周辺の環境認識及び遠隔監視を行うことができる統合制御システムを開発・実装し、性能を評価した。 土地利用型農業においては、生育むらを解消するため、ほ場をできるだけ均平にする必要があり、凹凸マップに基づくロボットトラクターによる均平作業の現地実証を実施したところ、作業前に比してほ場均平度は 10%高くなり、均平作業における乗車作業時間の大幅削減を可能とした。また、現場ニーズの高い除草ロボットは、試作機の現地適応性試験を実施し、繁茂した雑草を 1 回の作業で処理できるように刈取能力向上に向けた改良点の抽出を行った。 施設園芸における効率的な栽培労務管理に向けて、施設内作物生育情報収集を目的とする自律走行型着果モニタリングシステムを開発・供試するとともに、生産法人での現地実証を行い、果実検出精度を比較した。その結果、当該法人での学習モデルは農研機構植物工場でのモデルと同等の精度を有することを確認した。 露地野菜においては、キャベツ出荷調整支援システムの改良とともに、経営・栽培管理システムで作業計画を策定する際の情報として、指定した収穫日・目標葉齢から定植葉齢まで遡って生育予測結果を返すWeb-API を開発した。 |
カテゴリ | ICT キャベツ 経営管理 栽培技術 雑草 施設園芸 出荷調整 除草 生育予測 センシング モニタリング ロボット ロボットトラクタ |