高収益性水田営農を可能にする先導的水稲品種の育成

課題名 高収益性水田営農を可能にする先導的水稲品種の育成
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 作物開発センター 稲研究領域
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農研 水田作研究領域
協力分担関係 民間(13)
農協・農事組合法人(4)
地方公共団体(1)
公設試験研究機関(4)
(国研)国立国際医療研究センター
(国研)国際農林水産業研究センター
東北大学
札幌市立大学
福山大学
研究期間 2016-2020
年度 2020
摘要 イネではスマート育種システムの構築に向けて育種価推定モデルを検証したほか、育成地のヒストリカルデータを統合データベースに登録した。1.5t/10a 程度の極多収品種育成については、ゲノム編集により「北陸 193 号」のシンク容量を増加させた多収系統を多収地域の環境下で栽培すれば、精玄米重は約 1.6t/10a となることを示した。民間企業と共同して多収性で良食味、縞葉枯病抵抗性の業務・加工用新品種候補系統を育成し、令和元年度の重点普及成果である多収・良食味米 3 品種は、種子生産体制や標準作業手順書(SOP)整備を進めて普及拡大を図り、6,000ha に拡大した。低カドミウム吸収性を導入した 3 系統を新品種候補としたほか、玄米ヒ素濃度が「コシヒカリ」の約 50%減となる素材の開発も順調に進捗した。早朝開花性の導入による不稔回避効果を再確認し、高温不稔耐性と高温登熟耐性が優れる素材の選抜も進めた。
このほかに、ごま葉枯病抵抗性を導入した「三重 38 号」を三重県と共同育成した。また、米粉の利用拡大に向け、横串プロジェクトや九州沖縄経済圏スマートフードチェーンと連携し、フード・バリューチェーンの構築を目指して、生産者、加工実需者、JA、行政部局との調整を進めたほか、米粉の嚥下食への利用については、専門医や管理栄養士とコンソーシアムを作り、実用化に向けた共同研究を開始した。
カテゴリ 育種 加工 ごま 縞葉枯病 新品種 水田 水稲 多収性 多収良食味 データベース 抵抗性 品種 良食味

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