課題名 | 高品質・高付加価値農作物の育成 ~高温期の小規模施設栽培におけるトマトの障害果対策~ |
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研究機関名 |
東京都 農林総合研究センター |
研究分担 |
園芸技術科 |
研究期間 | 継H30-R2 |
年度 | 2020 |
摘要 | トマトは、野菜の中でも人気の高い最重要品目であり、生産拡大のための取組が進められている。最近は統合環境制御技術が発展し、収量だけでなく可販果率も高まっている。一方、都内トマト生産者の施設の主流は 100~200m2 程度で小さく、慣行的な温度管理(従来型環境制御)かつ土耕で栽培され、主要作型の雨よけ~抑制栽培では、高温期に放射状裂果や尻腐れ果などの障害果が多発し、可販果率が低下している。 放射状裂果や尻腐れ果の発生条件は強日射や乾燥とされているため、これまでに、遮光または機能性フイルムによる施設内の減光・昇温抑制対策を中心に検討してきたが、 多角的な対策が必要である。 そこで本課題では、トマトの摘葉摘果、草勢制御などの生体管理、および地温・土 壌水分量などの根圏管理の面から障害果抑制対策を試み、雨よけ~抑制作型の土耕栽 培における都産トマトの可販果率向上に貢献する。 |
カテゴリ | 温度管理 環境制御 乾燥 機能性 高付加価値 施設栽培 障害果 生産拡大 トマト |