ワンヘルスアプローチによる人獣共通感染症の監視体制の構築

課題名 ワンヘルスアプローチによる人獣共通感染症の監視体制の構築
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 動衛研
協力分担関係 民間(1)
大学等(5)
協同組合(1)
公益法人(1)
外国の機関(2)
国の機関(2)
研究期間 2021-2025
年度 2021
摘要  野生動物から人獣共通感染症病原体を検出するために、野鳥、ニホンジカ、イノシシの検体を計300以上収集した。
 大腸菌を細菌のモデルとしてデータベースを設計・構築し、豚由来2,476株の全ゲノム解析により、豚の浮腫病原因菌の特徴を明らかにするとともに、サルモネラ菌の薬剤耐性状況を解明した。
 豚由来病原性大腸菌の特性解析及び全ゲノム解析を行い、その情報をもとに、注視すべき大腸菌の遺伝子型、多剤耐性、病原遺伝子を3時間以内に検出する迅速検査法(マルチプレックスPCR法)を開発した。
 豚由来大腸菌の薬剤耐性率を調査し、農場におけるテトラサイクリン系抗菌剤使用量と分離株の耐性率に相関があることを見出した。
 豚インフルエンザについては、日本全国から200株のウイルスの分離を行い、国内に複数のウイルス系統が存在することを明らかにした。
 鳥インフルエンザについては、令和2年度に発生が確認された農場由来の複数のH5N8亜型ウイルスについて、動物への感染試験により、これらのウイルス株が異なる致死性、伝播性を示すことを明らかにした。
 牛コロナウイルスに対する抗体検査を実施し、牛では90%以上、馬では20%以上の個体が本ウイルスに感染している実態を明らかにした。
 抗高病原性鳥インフルエンザ鶏のスクリーニング系については予備的感染試験を実施した。
カテゴリ くり データベース 薬剤耐性

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