ICTを活用した直播ほ場管理による高収益輪作システムの確立

課題名 ICTを活用した直播ほ場管理による高収益輪作システムの確立
研究機関名 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 東北研
農機研
中農研
ロボ研
協力分担関係 民間(8)
独法・国研等(1)
大学等(3)
公設試(8)
地方公共団体(1)
研究期間 2021-2025
年度 2021
摘要 ・ 低コスト大規模輪作体系確立のための資材の削減と多収輪作体系の開発として、水稲乾田直播において尿素分施による肥料費削減に取り組み、一般的な緩効性肥料利用に比べて施肥コストを10%削減しつつ、収量向上が可能なことを示した。
・ 低コスト大規模輪作体系確立のための高速輪作体系の開発として、大豆の耕起と畝立播種を同時に行う高速畝立てパワーハローシーダーを試作し、慣行機の1.8倍の作業能率を確認した。
・ 高収益輪作システムの確立のための無コーティング湛水直播技術では、常温で根出し種子を15日間保存できる技術を開発し、水稲無コーティング直播の種子準備作業を大幅に能率化できることを示した。
・ AI、ICTをフルに活用した輪作システムの開発では、乾燥温度の調整により目標(1.5%/h)を上回る平均乾減率1.6%/hでの子実用トウモロコシの乾燥作業が可能であること、RTK-GNSS搭載UAVによるほ場の高精度な凹凸計測が可能であることを示した。また、ノビエの生育予測モデルに基づく除草剤散布適期推定プログラムのプロトタイプを作成するとともに、斑点米被害予測モデルの適用可能地域拡大(約5倍、2.3万ha)等を確認した。
・ このほか、大豆の灌水適期を提示する「大豆灌水支援システム」をWeb API化してWAGRIに搭載(事業開発部との連携)するとともに、国産乾燥子実用トウモロコシ(配合飼料自給率30%飼料)によるブランド豚生産が可能であることを明らかにした。またダイズに大きな被害を与えるダイズシストセンチュウに高度抵抗性を備えたダイズ「東北190号」(NAROプロ4「スマート作物育種」)等を育成した。
カテゴリ 肥料 ICT 育種 乾燥 乾田直播 コスト 収量向上 除草剤 生育予測 施肥 大豆 抵抗性 低コスト とうもろこし 播種 斑点米 輪作 輪作体系

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