課題名 | 高機能セルロースナノファイバー(CNF)・カーボンナノチューブ(CNT)複合構造体の開発および低温型遠赤外線乾燥システム等への応用 (5/5) 低温型遠赤外線乾燥装置の安全性試験および食品の乾燥実証試験(1/1) |
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研究機関名 |
愛知県あいち産業科学技術総合センター
食品工業技術センター |
研究期間 | H29~R3 |
年度 | 2021 |
摘要 | CNF/CNT/グラフェン添加セラミックヒーターを作製し、食味や品質などを維持、向上させながら低コストで乾燥処理できる「遠赤外線輻射低温乾燥システム」を開発する。今年度は、遠赤外線セラミックヒーターについて、使用時に欠けや剥離の起こらない表面コーティング条件の探索及び安全性の試験、並びに食品の乾燥実証試験を行った。 セラミックヒーターの表面にシリコーン樹脂によるコーティングを施したところ、温度 80℃、湿度 95%の環境下での 1カ月間連続通電、および 300℃-室温間の急冷に対して欠けや剥離は認められなかった。碾茶茶葉やシイタケを対象として、開発品を用いた乾燥を行ったところ、既存品と比較して迅速な温度の上昇と乾燥が達成され、得られた乾燥品の品質は良好であった。 |
カテゴリ | 乾燥 しいたけ 茶 低コスト 良食味 |