マルチ環境下における土壌の養水分変動と作物生産(112)

課題名 マルチ環境下における土壌の養水分変動と作物生産(112)
課題番号 1993000096
研究機関名 農業研究センター(農研センタ)
研究分担 土壌肥料・土壌改良研(土壌改良班)
研究期間 継H04~H10
年度 1993
摘要 中粗粒灰色低地土に埋設した乾燥牛ふんの窒素の分解率は、ビニールマルチ区と無マルチ区の間で大きな差はなかった。炭素では無マルチ区の表層は乾燥が著しく分解が少なかった。緩効性肥料の溶出では、マルチ区が速く、特に地温の高い表層で速かった。次に、中粗粒灰色低地土と細粒灰色低地土を深さ60cmまで充填した4mx5mのライシメータを用いて、チンゲンサイを3作栽培した。収量は土壌水分の安定したマルチ区が優った。チンゲンサイ3作後の土壌中の硝酸態窒素濃度は、全土層で増加し、溶脱の少ないマルチ区では表層の濃度が高かった。細粒灰色低地土では、収量の低かった無マルチで下層に硝酸が残存したが、中粗粒土壌では、溶脱が速く残存量は少なかった。7月から9月上旬にかけて降雨が少なく浸透水が採取できなかったが、降雨があった後の硝酸濃度は無マルチ区がマルチ区の倍の濃度を示し、中粗粒土壌が特に高かった。
カテゴリ 肥料 乾燥 管理技術 診断技術 チンゲンサイ 土壌環境

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