課題名 |
作物残渣等の土壌ストック形成機能の評価と養分フローの動態解明(108) |
課題番号 |
1994000117 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ)
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研究分担 |
土壌肥料・土壌診断研(診断班)
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研究期間 |
継H04~H10 |
年度 |
1994 |
摘要 |
未利用資源の有効利用を促進し、施肥窒素の節減を図るため、各種作物残渣を土壌に鋤込んだ際の跡作物による窒素利用率を、代表的土壌群毎に解明する。1)栽培条件としてスイートコーン(ピーターコーン)のマルチ栽培、作物残渣は全層に混合、肥料窒素は播種溝施用、2)作物残渣は重窒素標識したてん菜、スイートコーン、春小麦の茎葉を供試。得られた結果は、1)跡作物による作物残渣窒素の利用率は、てん菜残渣(16~23%)≧スイートコーン残渣(15~22%)>春小麦残渣(7~15%)の順となり、C/N比とリグニン含量の高い残渣で低く、2)土壌型では、作物残渣窒素の利用率が火山灰土壌に比べて花崗岩・沖積土壌で高く、特に春小麦残渣窒素の利用率は約2倍と高かった。以上の結果は、作物残渣の炭素/窒素比等と土壌の窒素循環機能を反映しており、土壌バイオマス変動との関連を解明する必要がある。
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カテゴリ |
肥料
管理技術
小麦
栽培条件
診断技術
ストック
施肥
土壌環境
播種
未成熟とうもろこし
未利用資源
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