課題名 | きのこ遺伝子の構造と機能の解明(495) |
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課題番号 | 1996004719 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
生物機能・きのこ育研 |
研究期間 | 完S61~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 指定種苗17種のきのこを始めとする、きのこの菌株判別法として本邦で初めてミトコンドリアDNA(mtDNA)-RFLP分析法を確立した。その結果シイタケ以外のきのこでも客観的な菌株判別が可能となった。特に、mtDNAの簡易調製法を開発し、導入した結果、施設等十分でないきのこの研究環境でも利用できる実用的な菌株判別法とすることが出来た。本法をナメコ市販種菌60株の解析に用いたところ、mtDNAの型は主に2種類の型を示し、発生型との対応関係が分かり、さらに、菌株の起源並びに系譜を推定することが出来た。市販エノキタケの解析では10株中9株同じmtDNA型を示した。流通種菌は、細胞質遺伝学的には同一化が進んでおり、病害等で大きな被害が生じる可能性があることが推察された。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 えのきたけ しいたけ なめこ |