小麦の養分吸収特性からみた黒ボク土の有機物管理技術(106)

課題名 小麦の養分吸収特性からみた黒ボク土の有機物管理技術(106)
課題番号 1996000115
研究機関名 農業研究センター(農研センタ)
研究分担 土壌肥料・畑土肥研(土壌肥料班)
研究期間 完H03~H07
年度 1996
摘要 黒ボク土では、他の畑土壌に比べ、低温時の土壌窒素の供給力が低く、このことが小麦の生育収量、品質に対する不安定化の一因となっている。作物への養分供給は土壌中での物質代謝を司る土壌微生物の機能によるところが大きい。土壌の可給態窒素量の推定のために土壌リン脂質脂肪酸を分析した結果、土壌リン脂質脂肪酸には細菌由来とみなされる分枝脂肪酸、環状脂肪酸、バクセン酸の割合が高く、土壌細菌数と土壌リン脂質脂肪酸含量の間には高い相関が見られた。土壌中のリン脂質脂肪酸含量は堆肥施用量に伴い増加する傾向にあり、可給態窒素量と相間が高かった。これらのことから、土壌リン脂質脂肪酸含量は土壌窒素無機化量の推定に利用できることが示された。
カテゴリ 肥料 管理技術 小麦 診断技術 土壌環境

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