課題名 | リグニン関連物質に基づく飼料作物の評価法の開発(233) |
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課題番号 | 1996002479 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
草地・飼料調製研 |
研究期間 | 完H06~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 飼料作物の特徴的な成分であるリグノセルロースを対象に、より精緻な栄養価評価法を開発するため、反芻家畜消化管内での構造変化等に起因する消化率の誤差を明らかにしようとした。数種牧乾草を給与しためん羊の排泄糞中のリグノセルロース由来物質を検索した結果、1)牧草リグノセルロースの一部は消化管内で構造が変化して可溶化するが、未消化のまま排泄されること、2)イネ科牧草はアルファルファに較べて可溶化の程度がかなり高いこと、3)早刈りの牧草ほど可溶化量が多いことが判明し、草種・生育ステージによっては無視し得ぬ消化率の誤差が生ずることが示された。本課題はプロジェクト組み替えのため、7年度で完了扱いとなったが、可溶化リグノセルロースの簡易定量法の開発が今後の課題として残された。成果は学術誌に公表された。 |
カテゴリ | アルファルファ 飼料作物 羊 評価法 保存・貯蔵 |