課題名 | 甘しょの生理活性成分の検索と特性解明(257) |
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課題番号 | 1998003354 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
畑地利用・畑作変換研 |
研究期間 | 完H06~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | カンショ塊根の機能性として、発癌予防に寄与するカンショの抗変異原(遺伝子の突然変異抑制)について検討した。紫カンショではアントシアニン色素が、また、肉質が紫以外のカンショでは、クロロゲン酸等ポリフェノール類がカンショの抗変異原であることが判明した。これらの抗変異原は、標品としての変異原だけでなく、食品からの発癌物質(牛焼き肉DMSO抽出液)に対しても顕著な効果を示した。さらに、そのメカニズムは、抗変異原が変異原を活性化する肝臓の酵素を阻害するのではなく、活性化された変異原の作用を直接消去していることが示唆された。カンショ塊根が、機能性食品素材として有用なことが明らかとなった。 |
カテゴリ | 加工 かんしょ 機能性 機能性食品 品質保持 |