課題名 | ダニ類の分散機構の解明 |
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課題番号 | 1999005503 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
九州・昆虫研 |
研究期間 | 新H10~H14 |
年度 | 1999 |
摘要 | ダニが分散に利用する可能性のある種を明らかにするため、野生きのこの子実体を同時期に利用しているダニと昆虫を採集した。マメザヤタケの子実体からは、Viedebanttia sp.を採集した。このダニはエノキタケの菌叢でも飼育が可能だったが、飼育環境が劣化するに従い耐久ステージに移行し、新たにエノキタケ菌叢を与えても発育しなかった。従って、野外では餌となる子実体を摂食し尽くした後は、耐久ステージに入って越冬し、何らかの刺激で分散ステージへ移行した後発育を開始するものと考えられた。また、シイタケ子実体を食害したHistiogaster rotundusは、キクイムシや大ゾウムシの坑道及び体表面からも採集された。従ってこれらの甲虫が便乗寄主になっているものと思われた。 |
カテゴリ | 亜熱帯 えのきたけ 管理技術 しいたけ |