湛水直播用水稲種子の収穫・調製技術の開発(93)

課題名 湛水直播用水稲種子の収穫・調製技術の開発(93)
課題番号 89
研究機関名 九州農業試験場
研究分担 水田利用・機械化研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 収穫後の穀粒組成は,汎用コンバインでは自脱コンバインに比して枝梗付き粒が多く単粒が少ない。ヨ-ド液浸漬による種子損傷程度調査では,汎用コンバイン収穫が,バインダ収穫体系よりは若干多かったが,自脱コンバインに比べると明らかに少なかった。この結果,汎用コンバインでは籾に対する衝撃が少ないと考えられる。汎用コンバインで収穫した枝梗付き籾を乾燥後(乾燥籾水分13.8%w.b.),脱芒機で約7分間脱芒しても粒の損傷程度は増加しなかった。シャ-レによる出芽試験,バインダ収穫と汎用コンバイン収穫ではいずれも95%以上の出芽率であった。自脱コンバインによる収穫籾では出率が若干劣った。土壌層による出芽試験でも,バインダ収穫,汎用コンバイ収穫ともいずれの区も85%以上の出芽率があった。乾燥方法による出芽率への影響はなかった。今後,直播種子が多量に必要となった場合,汎用コンバインによる採種が有効になると考えられる。
カテゴリ 乾燥 機械化 水田 水稲 超省力 低コスト 播種

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