切穂を用いた穂いもち圃場抵抗性の簡易検定法の確立(112)

課題名 切穂を用いた穂いもち圃場抵抗性の簡易検定法の確立(112)
課題番号 109
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 水田利用・水田病虫研
水田利用・稲育種研
研究期間 単11
年度 2000
摘要 穂いもちに対する強圃場抵抗性品種の育成を容易にするために、切り穂を用いた簡易なイネ品種の穂いもち圃場抵抗性検定法を開発した。すなわち、穂揃い期に穂を止葉を付けて第1節目で切り取り、この切り穂に親和性のイネいもち病菌の分生胞子懸濁液(胞子濃度10~20×10^4個/ml)を噴霧接種し、接種後25℃の湿室に24時間置き、その後穂の乾燥を防いで温室内で管理し、接種14~17日後に被害籾率を調べる。本法で調べた発病値は圃場検定の被害籾率と高い正の相関関係を示し、本法は簡易検定法として有効なことを明らかにした。なお、本法で危険率5%で被害籾率における標本誤差を±15%におさめるのに必要な切り穂の標本数は、本田イネで平均8本、ポットイネで平均10本だった。これらの成果はいもち病抵抗性品種の効率的な育成に活用される。今後の問題点は雑菌による穂の枯れを防止することである。
カテゴリ 病害虫 いもち病 害虫 簡易検定法 乾燥 管理技術 機械化 雑草 水田 抵抗性 抵抗性検定 抵抗性品種 品種 防除

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