新たな木製擁壁の開発

課題名 新たな木製擁壁の開発
課題番号 156
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 生産技術・林道研
研究期間 単12
年度 2000
摘要 近年,木製擁壁は自然環境にやさしい工法として注目され,林道建設等に広く用いられるようになってきている。しかしながら,現在の木製擁壁は必ずしも施工性が良好でない状況にある。本研究は,変化のある山岳地形に柔軟に対応することが可能で,施工性の良好な擁壁の開発を行うものである。実物擁壁としては,高さ1.6m,高さ9.8m,壁面勾配3分のものを森林総研構内及び茨城県の国有林内に作設した。本擁壁は,模型実験及び実物試験を通じて,ほぼ当初の構想どおりの機能性を有していることが明らかとなった。即ち,曲線半径がかなり小さい箇所,勾配の変化のある箇所において擁壁の作設を容易に行いうることが明らかとなった。実物擁壁の上部及び下部に張引力をかけ,微動が生じた時の張引力の測定を行った。その測定値及び計算値に基づき,擁壁の安定性の検討を行った。その結果,転倒に対する安全率は4.3~5.9,滑動に対する安全率は2.4~3.5となった。通常の擁壁設計においては,転倒,活動とも安全率は1.5以上となることをめやすとしており,本擁壁の安定性はかなり高いことが明らかとなった。
カテゴリ 機械化 機能性

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