さとうきび優良品種の生理生態の解折(247)

課題名 さとうきび優良品種の生理生態の解折(247)
課題番号 217
研究機関名 九州農業試験場
研究分担 作物開発・きび育種研
(鹿児島農試・徳之島)
研究期間 完40~12
年度 2000
摘要 平成12年度の完了課題であるが結果を調査中であるため、完了成績は平成13年度中に取り纏めて報告する。平成12年度は、さとうきび普及品種及び第3次選抜供試系統を供試し,種子島の黒ボク圃場と赤ホヤ圃場と徳之島圃場で萌芽・分げつ性の差異を評価した。普及品種の初期茎数は、黒ボク圃場で多く、徳之島圃場がそれにつぎ、赤ホヤ圃場では少なかった。NiF8及びNi12は高い萌芽性により、NCo310は高い分げつ力により初期茎数を確保していた。NiF3は萌芽茎の生育に欠点をもっていた。このことは、株出し栽培の多収には、高い萌芽性または高い分げつ性、及び萌芽・分げつを促進する温度の確保、初期発生茎の生育を保証する地力が重要であることを示している。第3次選抜試験供試系統は赤ホヤ圃場、徳之島圃場で茎数が多く、痩せ地向け多収性を目標とした選抜方針の正しさを実証した。研究は順調に進んでいる。干ばつ・台風常襲地の脊薄土壌への適応性機構の解明が残されていることから、平成13年度は,第3次選抜試験の成績等を用い,種子島の黒ボク土,赤ホヤ土と徳之島の圃場での株出収量の差異を評価し,奄美以南の脊薄地に適応性の高い多収性系統を種子島の初期選抜で効率的に選抜するための方法を樹立する。
カテゴリ 加工 さとうきび 需要拡大 多収性 品種

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