課題名 | ハーブ類成分の牛乳への移行の解明(138) |
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課題番号 | 118 |
研究機関名 |
草地試験場 |
研究分担 |
(カネカサンスパイス) 生産利用・乳牛飼養研 |
研究期間 | 完10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 牛乳中のフレーバー成分は飼料条件に影響を受けることが知られている。一方,食生活の中でハーブ類のフレーバーや食品機能性への関心が高まっているが,そのハーブのフレーバーによって牛乳の風味を改善,向上させることができれば,付加価値のある製品として扱うことが可能となる。そこで,ハーブ類を乳牛に給与した場合,ハーブのフレーバー成分が牛乳にどのように移行するかを解明する研究を実施した。9種類のハーブをそれぞれ乳牛に給与し,その牛乳に含まれるハーブ成分を測定したところ,キャラウェイ,ペパーミント,バジル,レモングラス,オレガノ,シナモンの計6種類においてハーブ成分が検出され,成分の移行が確認された。また,バジル,ペパーミント,レモングラス,クローブ,オレガノをそれぞれ給与した乳牛の牛乳の抗酸化性をATBS法およびCDM法で評価した。その結果,これらのハーブの乳牛への給与によって,牛乳の抗酸化性を高めることができることが認められた。さらに,凍結乾燥法によってハーブ成分の移行した牛乳を粉状にしてもハーブ成分は損なわれないことを明らかにした。 |
カテゴリ | オレガノ 乾燥 管理技術 機能性 飼料作物 乳牛 バジル レモングラス |