肥育豚の筋肉における脱共役蛋白質の遺伝子発現に暑熱環境が及ぼす影響の解明

• 課題番号: 2001000467
• 研究機関名: 独立行政法人農業技術研究機構
• 研究分担: 農業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター 畜産飼料作研究部 産肉制御研究室
• 研究期間: 新規2001～2001
• 年度: 2001
• 摘要: 平均32℃の暑熱環境下における供試豚は、23℃の常温飽食区と比較して、飼料摂取量は23％減、１日増体量は27％減と有意に低下し、増体効率が不良であった。胸最長筋と菱形筋における脱共役蛋白質（UCP3）mRNA発現量は暑熱区と常温飽食区間には差が見られず、常温制限給餌区で有意に低下していた。この結果は、暑熱区は暑熱による代謝系の酸化ストレスを原因とし、また、常温飽食区では過剰摂取した飼料を燃やすために、いずれもUCP3 mRNAが増加したと推察され、常温制限区ではエネルギーバランスが良好でストレスが少なかったものと考えられた。
• カテゴリ: 評価法 豚