課題名 | 新規資材による生体防御機能等の活性化機構の解明 |
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課題番号 | 2003004072 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 農薬影響軽減U |
協力分担関係 |
神戸大 シンジェンタジャパン(株) 金沢医大 中央農研 生物研 十勝農試 佐賀農業セ 青森農総試 大分農技セ 九州沖縄農研 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2003 |
摘要 | キュウリの全身抵抗性誘導試験から、非殺菌性化合物アシベンゾラルSメチル(ASM)の植物体への処理に伴い、ASMやその代謝物以外の物質(過酸化水素等活性酸素種)が情報伝達シグナルとして働き、速やかに抵抗性が誘導されることが示唆された。また、ナシにおける遺伝子発現やたんぱく質蓄積の解析から、黒星病抵抗性の発現にはポリガラクツロナーゼ阻害たんぱく質(PGIP)が重要と考えられた。ハウス及び圃場におけるキュウリうどんこ病やべと病、あるいはナシ黒星病に対する薬剤散布試験の結果から、ASMの利用によって、通常の農薬散布と同等の防除効果が得られた。また、既存農薬との適切な組み合わせにより、散布回数の削減も期待できることが明らかになった(主要成果11)。(主要な査読論文)石井ら,北日本病害虫研究会誌,54,1-6 (2003) |
カテゴリ | 病害虫 うどんこ病 害虫 きゅうり 黒星病 抵抗性 農薬 評価法 防除 薬剤 |