亜寒帯水域における主要水産資源の生物特性の変動把握及び資源評価手法の開発

課題名 亜寒帯水域における主要水産資源の生物特性の変動把握及び資源評価手法の開発
課題番号 2004005612
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 水産総合研究センター 北海道区水産研究所 亜寒帯漁業資源部 資源評価研究室
水産総合研究センター 北海道区水産研究所 亜寒帯漁業資源部 浮魚・頭足類生態研究室
水産総合研究センター 北海道区水産研究所 亜寒帯漁業資源部 底魚生態研究室
協力分担関係 北海道大学大学院
研究期間 継続2001~2005
年度 2004
摘要 ・スケトウダラ太平洋系群の産卵親魚特性、産卵状況及び着底期稚魚の生物特性と現存量推定のための調査体制を確立するとともに、保存している過去の資料類の探索により、スケトウダラやキチジ等の底魚の漁獲量の変動パターンと水温等の海洋環境との関係を検討し、両者間の関係は魚種により異なっていることが明らかになった。・計量魚探調査によるスケトウダラの現存量データとCPUE経年変化との関連性の確認、更にはVPA結果の補正法の検討を行ない、道東海域の1歳魚の現存量と計算結果との相関を高めることにより、チューニングデータの精度向上を図った。・調査船調査及び飼育実験よりスルメイカの初期生残条件を抽出し、スルメイカの再生産に関する新シナリオを北大と共同で作成し、東シナ海におけるスルメイカ冬季発生系群の産卵場を推定することにより、初期死亡率推定法の検討と変動機構の解析を進めた。・サケの分布量把握のための漁具と既存の漁具との漁獲効率あるいは漁具選択性の比較について、中部北太平洋・ベーリング海での流網及びトロール網によるサケ調査において、比較試験を実施して、データの蓄積と解析を進めた。・サケ回遊モデルの出力結果と鱗相分析結果との比較検討を行い、死亡率の高い海洋年齢1年目の冬季までの遊泳エネルギーコストを見積もることにより、この冬までのサケの成長が、冬季の遊泳エネルギーよりもそれ以前の餌環境に影響されることを明確にして、餌環境とサケの回帰率との関係を解明した。・スケトウダラ太平洋系群を中心に、新規加入量の早期把握手法及び新規加入量の情報を取り込んだ資源評価手法の開発を進めた。
カテゴリ コスト

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