課題名 | 中国等の稲の遺伝資源のイモチ病抵抗性及び多収性等の評価と育種素材の育成 |
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課題番号 | 2004005437 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
国際農林水産業研究センター 生物資源部 |
協力分担関係 |
九州大学 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | 24 種の抵抗性遺伝子を対象としたイネいもち病菌レース判別システムを構築するため4種の遺伝的背景をもつ判別品種シリーズを開発した。また、いもち病のレースの動態変化と抵抗性の崩壊過程をシミュレーション解析し、非特異的な圃場抵抗性の重要性を示した。環境ストレス耐性に関しては、乾燥耐性と関連すると考えられる深根性について650 品種をWARDAの圃場で1次スクリーニングを完了した。さらに、深根性の簡易検定法として、寒天培地での発根・伸長を指標とした検定を試み、品種間差異が再現性よく評価できることを明らかにした。また、イネの収量、安定生産に関連した農業形質のQTL 解析を進める上で必要な基本集団の育成、およびそれらの遺伝子型情報の獲得を進め、収量関連8 形質,および生理関連10 形質についてQTL 解析を行い、いくつかの染色体領域に重要形質に関連した遺伝子が集積することを示した。耐冷性に関しては、中国雲南省の在来品種が持つ主要量的遺伝子が第3、第6,第7 染色体に座乗することを明らかにした。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 遺伝資源 いもち病 簡易検定法 乾燥 小麦 多収性 抵抗性 抵抗性遺伝子 評価法 品種 |