課題名 | カドミウム等の土壌中における存在形態と吸収抑制機構の解明 |
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課題番号 | 2005007299 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 土壌化学ユニット |
協力分担関係 |
農研機構 中央農研 太平洋セメント 長野農試 富山農試 福井農試 福岡農試 |
研究期間 | 継続2001-2005 |
年度 | 2005 |
摘要 | 土壌が乾燥することにより1M硝安や0.01M塩酸で抽出される土壌カドミウム(Cd)量が原土に比べて増加すること、及び、この現象は土壌乾燥に伴うマンガン酸化物吸蔵態からのCdの溶出に起因することを明らかにした。つぎに、新たに3地点の現地水田圃場で塩化第二鉄による土壌洗浄試験を実施し、いずれの地点においても0.1M塩酸で抽出される土壌Cd及び玄米中Cd濃度は洗浄処理により大きく低下することを明らかにして本法の土壌洗浄効果を実証した。また、昨年度洗浄処理を行った地点では、土壌Cd及び玄米中Cd濃度は低レベルに維持されており、洗浄効果の2年間の持続性を確認し、この技術が実用化へ向けて進展した。本方法にかかるコストは、当研究所で開発しているファイトレメディエーション法に比べると若干高いが、従来行われていた客土法に比べると20%ほど低くなった。 |
カテゴリ | 乾燥 コスト 水田 大豆 |