課題名 |
g.暖地・南西諸島の農業を支えるさとうきび等資源作物の低コスト安定生産技術の開発 |
課題番号 |
2006008467 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
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研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター バイオマス・資源作物開発チーム
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研究期間 |
新規2006-2010 |
年度 |
2006 |
摘要 |
(1)さとうきび「KN91-49」は早期収穫(10月、11月収穫)でも茎重が大きく可製糖量が多いので収穫期間が拡張でき、沖縄本島南部地域向けの新品種候補とした。さとうきび収穫後の冬期間作としてタマネギ栽培、また雨期の土壌流出防止対策として被覆作物栽培の有用性が明らかになった。さとうきび梢頭部はサイレージ利用による飼料化が有効であった。(2)さとうきび農家の経営類型を解明し、さとうきび単一経営が64%と最も多く、イモや畜産などの複合経営が占める割合も多いことが明らかとなった。(3)高バイオマス量さとうきび向けでは、既存品種の1.5~2倍の乾物収量の有望系統が認められた。(4)さとうきび系統「S8-10」と「98SY-456」は多収性で黒穂病抵抗性であり、飼料用さとうきび品種としては南西諸島で有望と考えられた。(5)スーダン型ソルガム系統「九州交2号」は九州各地で多収であった。(6)はと麦有望系統の普及性を評価し、「九州1号」は熟期が中生で関東以南の広い地域に適し、短稈多収であり、さらに葉枯病抵抗性が強いことが明らかとなり、新品種候補とした。「九州1号」は広島県と栃木県、福岡県での普及を予定している。(7)秋そば系統「九州3号」は鹿児島県現地試験で安定多収性を示し、新品種候補として有望であった。
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カテゴリ |
経営管理
さとうきび
飼料用作物
新品種
水田
そば
ソルガム
多収性
たまねぎ
抵抗性
低コスト
品種
輪作
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