h.農業施設の耐風構造と複合環境制御技術の開発

課題名 h.農業施設の耐風構造と複合環境制御技術の開発
課題番号 2006008491
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 農業施設工学研究チーム
協力分担関係 東北大学
ラットガース大学
筑波大学
東京大学
アリゾナ大学
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)風・雪荷重を考慮した温室設計に必要な風力係数・風圧係数を求めるため、風洞実験用模型を作成した。また、パイプハウスの複数のラフネスブロックの配置パターンごとに風の鉛直分布を測定し、3種類のラフネスブロックを配置することで最適な風の鉛直分布が把握できることを明らかにした。(2)自然換気温室の換気設計技術の開発のため、数値流体力学(CFD)を応用した解析手法と温室内で循環扇を稼働させた時の環境計測によって、気流の適切な流動と室内の気温分布を小さくするための循環扇の配置条件を明らかにした。また、CFDを用いて新構造ハウスのプロトタイプにおける気流・温度分布を予測し、換気窓の改良点を明らかにした。(3)細霧冷房技術の適用・効果について検討し、一定の設定室温のもとで換気量を減少させると湿度が上昇することを明らかにした。また、この結果に基づき、気温と湿度を同時に制御する簡易な制御アルゴリズムを開発した。(4)空気制御による花き等の生体応答環境を解明するため、植物群落付近の空気環境を把握しやすい小型生産施設を設計・試作した。また、本施設において、熱エネルギーのシミュレーションを行い、冬期(12~3月)は昼間の施設の蓄熱で夜間の保温がまかなえない日が月の1/3を占めること、それ以外の月では、昼間の蓄熱量で夜間の保温がまかなえることを明らかにした。
カテゴリ 環境制御

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