課題名 | h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発 |
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課題番号 | 2006008499 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 難防除害虫研究チーム |
協力分担関係 |
富士フレーバー(株) 九州大学 (独)産業総合技術研究所 (独)農業生物資源研究所 茨城大学 京都大学 曽田香料(株) (株)四国総研 |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)2005、06年に日本に飛来したイネウンカ類は一部薬剤に対し感受性が低下していることを明らかにした。また、イネウンカ類の国内移動事例を抽出し、2006年に飛来したウンカの抵抗性品種加害性を検定した。薬剤感受性に関する成果は、九州各県における防除体系の緊急見直しに活用された。(2)フタテンチビヨコバイの周年発生生態について夏期の寄主植物がオヒシバ等であることを明らかにし、ワラビー萎縮症の発症と加害密度・時間・部位の関係を解明した。(3)イネにおけるウンカ加害による病害抵抗性の誘導程度は、ウンカの種によってはイネ品種・菌株間で大きな差異があることを明らかにした。また、誘導抵抗性の発現に関与するイネ遺伝子の候補を明らかにした。(4)ダイズカメムシ類フェロモンの誘引特性について、ホソヘリカメムシ合成フェロモンはイチモンジカメムシ非休眠・休眠成虫の両方を誘引することを明らかにした。また、ダイズ品種「Bay」でハスモンヨトウ幼虫の加害によって抵抗性が誘導されることを明らかにした。(5)害虫による作物被害等の効率的な調査を可能とする、省力的に母集団を推定する中庸(メディアン)サンプリング法を開発した。(6)感受性生食用品種と抵抗性有色品種を1年毎に作付けする交互作によるネコブセンチュウ防除の有効性を示した。また、遺伝的特性の解明からネグサレセンチュウの分子生物学的同定法を確立した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 カメムシ 総合防除技術 大豆 抵抗性 抵抗性品種 病害抵抗性 品種 フェロモン 防除 薬剤 |