課題名 | v.南西諸島における島しょ土壌耕地の適正管理、高度利用を基盤とした園芸・畑作物の安定生産システムの開発 |
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課題番号 | 2006008513 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 南西諸島農業研究チーム |
協力分担関係 |
沖縄総合事務局 筑波大学 鹿児島大学 名城大学 琉球大学 鹿児島県農業開発総合センター 沖縄県農業研究センター |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)堆肥化施設成立条件の解明により、生産コストを15~25%削減できる方策を提示し、安定生産のための副資材広域流通の確立を図った。沖縄型堆肥施用で土壌中のK濃度は適正範囲を維持し、牧草の飼料品質も従来の堆肥と変わらないことを明らかにした。土砂流出抑制のための植生管理技術による土砂輸送・堆積特性を解明した。(2)レタスの高位安定生産のために新栽培術体系の改良を行い、レタスの高品質・大玉化が図れ、収量で3割、出荷額で5割の増収を得た。また、潅水チューブ敷設機を開発し作業能率を6割向上させた。プラソイラ、沖縄型堆肥等は、現場に導入・普及しつつある。(3))レタス生理障害発生には品種間差があること、気象環境と生育速度が関与している可能性を明らかにした。また、土壌養分動態と生理障害の関係は、既存の分析手法が沖縄特殊土壌に適さず十分に検討加えられなかったため、より正確な評価を行えるよう手法を改良した。(4)さとうきび生産法人、園芸複合経営の収益性分析を行い自立経営レベルの分岐点を解明し、経営成立条件を明らかにした。また、コントラクタによる作業計画策定を支援するため、圃場内作業に加え圃場間の移動時間も考慮し、作業工程・巡回ルートを視覚的に提示できる作業シミュレータを作成した。(5)そば品種間の日長感応性の違いによる生育・開花・結実特性を解明し、沖縄の冬季短日条件下でも営利栽培成立の可能性が高いことを明らかにした。 |
カテゴリ | 経営管理 コスト さとうきび 出荷調整 植生管理 生理障害 そば 品種 輸送 レタス |