a.麦類の穂発芽耐性等重要形質の改良のためのゲノム育種

課題名 a.麦類の穂発芽耐性等重要形質の改良のためのゲノム育種
課題番号 2006008517
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 麦類遺伝子技術研究チーム
協力分担関係 横浜市立大学
(独)農業生物資源研究所
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 麦類の穂発芽耐性の改良を目指して、穂発芽関連遺伝子の機能解明研究とコムギの形質転換系の確立に取り組み、以下の成果を得た。(1)オオムギ種子におけるアブシジン酸(ABA)合成・代謝酵素遺伝子の発現と種子休眠の関係を解析した結果、休眠覚醒したオオムギ種子では、吸水後、ABA代謝酵素遺伝子が発現し、ABA量が急激に減少することによって、種子が発芽することを明らかにした。また、コムギのABA合成・代謝酵素遺伝子を単離し、それらの発現を調べるための実験系の整備を行った。さらに、34品種のコムギで、それらの休眠性と上記遺伝子の発現を調べ、今後研究を進めるための基盤を整備した。(2)コムギマイクロアレイを用いた種子登熟過程や発芽時の遺伝子発現の網羅的解析により、コムギの種子休眠に関与する新規な遺伝子候補を見出した。(3)オオムギの種子休眠形質のQTL解析を行い、種子休眠を支配するSD2遺伝子の機能解明とそれを応用した穂発芽耐性コムギのゲノム育種への研究基盤を整備した。(4)コムギの形質転換の研究では、遺伝子導入に用いるコムギの組織を導入前に乾燥処理し、さらに導入後に、組織より誘導したカルスを高浸透圧の培地上で選抜培養することにより、高い効率でコムギに遺伝子を導入し、植物体内で目的遺伝子を発現させることができることを実証した。
カテゴリ 大麦 乾燥 ゲノム育種 品種

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