b.生体情報及び高度センシング技術による茶の省力栽培・加工技術の開発

課題名 b.生体情報及び高度センシング技術による茶の省力栽培・加工技術の開発
課題番号 2006008535
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 茶生産省力技術研究チーム
協力分担関係 鹿児島県農業総合センター
沖縄県農業研究センター
静岡県茶業試験場
滋賀県農業技術振興センター
(株)福本ボデー
(株)寺田製作所
アピ(株)
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)栽培技術開発では、茶芽の伸長・休眠モデルのためのシミュレータに必要な成長データを収集した。(2)暖地茶生産で品種別最適秋整枝時期を確認し、気候温暖化対応策として遅い秋整枝が有効であった。「べにふうき」栽培で極遅摘み体系を考案し、慣行対比でメチル化カテキン41~84%多収で、年間生葉収量約3,300kg/10a、メチル化カテキン収量15kg/10aを確認した。(3)積算温度表示器の開発を進め、茶園の樹体評価・持続的利用条件を調べ、茶園GISベースマップを作成した。(4)管理作業省力化と安全性対策では、乗用型管理機の騒音、乗用防除機のドリフトリスクおよび基本データ収集により多頭型防霜ファンを評価した。また、省力効果の検証を行うため台車式施肥機を改良した。(5)送風式捕虫機の利用と散布量低減型農薬散布を検討し、週2回の送風式捕虫機処理で二番茶の収量・品質を慣行と同等にできた。(6)製茶工程省力化の技術開発では、茶葉乾燥特性解析で、物質移動係数値を多数得た。また、加工工程のアミノ酸変化を調べ、摘採生葉の10~20℃1~2日間保存で増加し、嫌気後好気処理により従来法よりGABA含量の高い茶が製造できた。茶香気分析では、固相抽出法が有効であった。(7)粗揉機用水分計を製作して精度を調べ、分散系インピーダンスモデルで茶生葉水分を解析する方法を開発した。製茶工程統轄制御のデータ収集を改善し、焙じ茶の風味を保ちアクリルアミドの生成を抑える加工条件を解明した。
カテゴリ 病害虫 加工 乾燥 栽培技術 省力化 施肥 センシング 農薬 品種 防除

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