a.かび毒汚染低減のための麦類赤かび病防除技術及び高度抵抗性系統の開発

課題名 a.かび毒汚染低減のための麦類赤かび病防除技術及び高度抵抗性系統の開発
課題番号 2006008568
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 赤かび病研究チーム
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)小麦組織の各種糖類は感染が起こる開花期から増加し始め、開花9日目で最大となった。(2)硬質小麦においては、開花期の施肥(実肥)が赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しないことを解明し、赤かび病の発病を助長することなく小麦の品質向上が可能であることを実証した。(3)DNAマーカーを用いた追跡により、赤かび病菌が種子伝染する可能性があることを明らかにした。(4)小麦の閉花性と赤かび病進展抵抗性の遺伝的効果を解析したところ、初期感染抵抗性に閉花性が寄与した。(5)小麦では開花20日後の追加防除が毒素低減に有効であり、二条大麦の防除適期は開花10日後である新知見を得た。(6)病原菌の感染源除去を目的とした残渣処理による耕種的防除は、火山灰土壌では効果が低かった。(7)病原菌の感染・増殖を定量PCRを用いて解析したところ、降雨がなくても、2週間は穂組織で生存し、その後の降雨により増殖しデオキシニバレノールを蓄積した。(8)新品種・系統のかび毒蓄積特性を調べたところ、全てが登熟後期にかび毒を蓄積した。(9)新たな防除資材のかび毒低減効果を検定し、有望な化合物を選定した。(10)小麦「農林61号」以上にかび毒の蓄積が少ない新品種「トワイズミ」を育成した。
カテゴリ 病害虫 加工 小麦 新品種 施肥 DNAマーカー 抵抗性 防除

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