c.温暖地における油糧作物を導入したバイオマス資源地域循環システムの構築

課題名 c.温暖地における油糧作物を導入したバイオマス資源地域循環システムの構築
課題番号 2006008578
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 中山間耕畜連携・水田輪作研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター バイオマス資源循環研究チーム
協力分担関係 大正理化(株)
(株)エーティーワン
パイコーポレーション(株)
京都機械工具(株)
栗田工業(株)
味の素エンジニアリング(株)
出光石油(株)
島根県斐川町
島根県農業技術センター
島根県畜産技術センタ-
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)ひまわりの水分条件の発芽生育への影響評価法を明らかにし、2つ品種が耐湿性が高いことを見いだした。なたねの幼苗にはダブルロー品種にもグルコシノレートが含まれ、抑草効果の原因と推定することができた。(2)なたね・ひまわりの収量には適正な播種時期と培土の効果が大きいことを明らかにするとともに、小明渠浅耕播種が現地圃場における排水対策として有効であることを実証した。さらに、横溝ロール式の種子繰出し装置を改造したが、引き続き改良する必要がある。(3)なたね収穫時のコンバイン風量制限ダンパの調節により選別損失を低減できるが、夾雑物の分離は乾燥工程での対応が必要である。ひまわり収穫時は引き起こしヘッダーにより収穫ロスを10%以下とすることができた。一方、乾燥・調製工程では、なたね・ひまわりとも乾燥前粗選別が有効である。なたねは、乾燥温度と過酸化物価に相関があり、乾燥温度が高いほど品質が劣化しやすい傾向が認められた。(4)STING法を採用したプラントから製造されるバイオディーゼルの品質判別モデルの構築と検証を行った。また、BDFの酸価値が上昇する原因を解明し、反応前脱水法など低減方法を明らかにした。(5)なたね・ひまわり搾油では、圧搾前マイクロ波照射により搾油率が向上することを明らかにするとともに効率的なマイクロ波照射法のシミュレーションを行った。(6)なたね・ひまわり搾油滓に含まれるγ-オリザノール、α-トコフェロールの超臨界抽出条件を実験的に明らかにした。(7)圧搾かすのペレット燃料を試作し、物理性試験・熱化学分析による品質評価試験を実施した。原料の異なるペレットの評価試験では灰分の少ないラッカセイペレットの発熱量が高いかった。(8)島根県斐川町実証ほ場において、ひまわり栽培に関する不耕起播種、土壌条件、アーバスキュラー菌根菌の共生状況の調査を行った。さらに、ひまわり油かすの酵母処理による飼料価値向上作用のメカニズムを解明し、乳牛における可給適正量を評価した。(9)斐川町の農業部門におけるバイオマス(炭素)の循環フローを試算するとともに、堆肥供給組織における堆肥の運搬・散布サービスの労働時間試算モデルを作成した。
カテゴリ 乾燥 耐湿性 なたね 乳牛 播種 ひまわり 評価法 品種

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